リクルート、九段下オフィスに社内外関わらず使えるコミュニティスペース「CO-EN9」をオープン
リクルートは、九段下オフィスの1階をリニューアルし、コミュニティスペース「CO-EN9」をオープンした。
リクルート(東京都千代田区)は、東京都千代田区の九段坂上KSビルにある九段下オフィスの1階をリニューアルし、コミュニティスペース「CO-EN9(コーエンナイン)」をオープンした。 オープンスペースとして利用することで、社内外の枠を超えて出会い協働・協創が生まれる場を目指す。
CO-EN9という名称には、「CO-EN」(公園、Co-Encounter)と九段下の「9」 を掛け合わせた。「多様な個人が、好奇心を起点に社内外の枠を超えて出会い、協働・協創が生まれる場へ」という思いを込めたという。
CO-EN9には、より開かれた場となるよう2つの工夫がある。ひとつ目は、オープンスペースにすることで偶発的な機会が生まれやすい場にしたことだ。大きなホワイトボードやモニターを備え、ディスカッションスペースとしても利用可能としている。
ふたつ目は、公園に来たときのようなワクワクを感じてもらうことで、より自由な発想を生み出しやすくするため、公園をモチーフとしたジャングルジムや滑り台などリアルな遊具の造形を設けた。今後は、ブランコやベンチといった造形や木漏れ日を感じさせる照明も設置予定だという。
誰でも参加可能な「新しい価値の創造」を体感するイベントも開催
CO-EN9では4月4日、起案リーダーがリクルート従業員であれば社外の人も参加できる新規事業提案制度「Ring」で、ビジネススクールの学生も参加できるトークイベントを開催した。
九段下オフィスは2021年から議論が活性化する場所に
2021年に開設した九段下オフィスは、チームの人数や用途によって使い分け可能な集まるための空間を設けることで、 コミュニケーションが生まれ議論が活発化する空間作りを行ってきた。入社や異動などにより初めて会うメンバーとの関係性構築を目的とした「ジョイン」、小規模な人数で手軽にブレストができる空間「ブレスト」、ランチなどオフの交流を促進する「ブレイク」などがある。
リクルートはCO-EN9について「『価値の源泉は人』という価値観の下、多様な個人が社内外の枠を超えて縦横無尽に出会い、協働・協創を生み出す『CO-EN(公園、Co-Encounter)』のような場に会社を進化させていくことを目指している」とコメントしている。
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