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東京ドームシティに“宇宙の施設”が今秋オープン 宇宙ミュージアムTeNQの後継
東京ドームは、東京ドームシティの「黄色いビル」を全面改修し、未来の宇宙旅行を体験できる施設をオープンする。
東京ドーム(東京都文京区)は、東京ドームシティ「黄色いビル」の6階(約2600平方メートル)を全面改修し、未来の宇宙旅行を体験できるエンターテインメントや、宇宙をテーマにした教育や交流の拠点となる施設を今秋オープンする。同施設は、2023年3月に閉館した「宇宙ミュージアムTeNQ(テンキュー)」の後継となる。
新たな施設では、宇宙ミュージアムTeNQの「宇宙がテーマのエンターテインメント」というコンセプトを踏襲しつつ、宇宙をより分かりやすくリアルに実感できるようにするため、最新のデジタルツールや映像を用いたコンテンツをさまざまなエリアで採用する。
HMD(ヘッドマウントディスプレイ)を付けて自由に歩き回れるフリーローミングVR(バーチャルリアリティ)を活用し、未来の宇宙旅行を体感できるほか、イマーシブ映像による星空や宇宙の絶景に囲まれた非日常空間を楽しめるカフェラウンジ、3〜6カ月ごとに新しいテーマで展示を行う企画展示室などを用意。
また、子どもたちを対象に、宇宙をテーマにサイエンスとイマジネーションが融合した新しい教育活動を通して、好奇心や想像力を生み出すきっかけとなる場を提供する。
宇宙展示に関するアドバイザーとして、世界的な理論物理学者で東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)教授である村山斉さんが協力。村山さんによる教育プログラム特別授業の実施なども予定している。
施設名は未定で、「決まり次第お知らせする」(東京ドーム)という。
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