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モバイルシェアバッテリー「ChargeSPOT」、7月から料金改定 ユーザーの声や行動パターンを反映
モバイルバッテリーシェアリング「ChargeSPOT」を手掛けるINFORICH(東京都渋谷区)は、料金を7月1日から改定する。今回の料金改定で30分〜1時間未満の利用を360円から330円に変更。短時間での利用に対して、よりメリットを感じられる設定とした。
モバイルバッテリーシェアリング「ChargeSPOT」を手掛けるINFORICH(東京都渋谷区)は、料金を7月1日から改定する。最低料金を1時間未満330円とし、短時間でのバッテリー返却を促進することで、より多くのユーザーが効率よくバッテリーをシェアできる環境を目指す。
2018年にサービスを開始したChargeSPOTは、2024年3月には月間レンタルが約160万回となった。週末の都心部などでは、需要がピークに達する時間帯にバッテリーが不足する事態が発生。同社はこれまでにもバッテリーの供給量を増やす、バッテリーの偏より解消を強化するなどの対応を行ってきた。
現行の料金プランは30分未満で165円としているが、利用者から「30分だと短すぎて返却が間に合わない」という声があるという。また、6割以上のユーザーが1〜2時間以内に返却していることから、今回の料金改定で30分〜1時間未満の利用を360円から330円に変更。短時間での利用に対して、よりメリットを感じられる設定とした。
また、緊急時だけでなく日常的な利用を促進するため、定額制「ChargeSPOT Pass」の料金は据え置く。1時間以上利用する場合も、120時間まで390円の設定とする。
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