インタビュー
日本企業のDXを加速 米通信ベライゾン・ビジネスCEOに聞く5G世界戦略(2/2 ページ)
米国3大キャリアの通信企業、ベライゾンが日本市場でのビジネスに注力している。なぜ、同社は日本市場に注目しているのか。法人向け部門ベライゾン・ビジネスグループのカイル・マレイディーCEOに聞いた。
ソニー・ホンダ「AFEELA」での協業
――ソニー・ホンダモビリティの「AFEELA」での協業では、どんな期待をしていますか?
次世代の自動車では優れた接続性が必要ということで、弊社を選んでくださったと思っています。私も、ソニー・ホンダさんがどういった自動車を出してくるのか、非常に楽しみです。
自動車業界の結び付きで言うと、もともと弊社も、ゼネラル・モーターズ社の車載通信サービス「OnStar(オンスター)」で協業していた歴史があります。今回は、それとは別次元の未来的な車載機能が、現実のものとして提供されると聞いています。実際に現在、彼らがどんな研究開発に取り組んでいるのかは分かりませんが、どんな製品を出してくるのか楽しみにしています。
――多くの社員をマネジメントする経営者として、大事にしている考え方はありますか。
私はCEOになる前は、技術担当のCTOをやっていました。私はとにかく好奇心あふれる人たちが好きです。学びたいという心を持った人たちも大好きです。自分がやっている仕事に情熱を持ち、顧客を第一に考えることを私たちは非常に大切だと思っています。
ベライゾンは人々に使ってもらう技術を開発している会社です。自分たちが開発した技術を顧客に提供し、社会全体を豊かにしていく。そのための好奇心や情熱を持った人材を、私はとても重要だと思っています。
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