ニュース
ソニーの「着るエアコン」前年比2倍の売れ行き、人気の秘密は?:海外でも好調(5/5 ページ)
ソニーの充電式冷温デバイス「REON POCKET」が売れている。昨年は、発売3日で初回出荷分1万台が完売。今年のモデルはどのような特徴があるのか。
世界レベルでの快適性と省エネの両立を目指す
REON POCKETは、2022年から香港での発売も開始し、今年からはシンガポール、ベトナム、タイ、マレーシア、英国にも販路を拡大した。
アクティブユーザー比率でみると、香港は「日本と比べると、人口に対して数倍売れている」という。オフィス街で働く人が多く、東京などの都心部と環境が近い点が好調の要因と同社は分析している。香港での好調な売れ行きから、東南アジアを中心に声がかかった。
英国については、歴史のある伝統的な建物が多く、空調設備がそもそもないことも多い。気温が上がっている中、設備をイチから投入することはハードルが高いことに目をつけ、進出を決めた。来年以降、展開する国を増やすことも検討している。
大きなトレンドとして、猛暑日が増えている昨今。ビジネスパーソンにとって仕事に取り組む際の暑さ対策は今後も欠かせないだろう。エアコンだけでは、個人による体感温度の違いや、電力消費、環境への負荷など問題が多い。そこで、自分だけの快適空間を身にまとうことを可能にしたREON POCKETが果たす役割は大きいと言える。
「真夏日や猛暑日が多くなる中、都市圏で働く人々に対して、適したソリューションを提供していきたい」と担当者は語る。まもなく暑い夏がやってくる。今年もREON POCKETの需要は高くなりそうだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
小泉成器の「レトロ扇風機」が話題に ヒットの背景に2つの理由
小泉成器の「レトロ扇風機」が注目を集めている。昭和の香りが漂うデザインになっているが、想定以上に売れているという。そもそもなぜエッジの効いた商品を開発したのか、またなぜ売れているのか。担当者に話を聞いたところ……。
ドンキ、今年も夏物家電「ド風量」シリーズを発売 どう変わった?
ドン・キホーテは、大風量が特徴の夏物家電4商品を発売した。特徴は……。
