JR東ら、高輪ゲートウェイ直結ホールの予約を開始 MICE誘致を見込む
JR東日本とJR東日本ビルディング、施設運営事業などを展開するコングレは7月1日、高輪ゲートウェイ駅直結の新MICE施設「TAKANAWA GATEWAY Convention Center」の予約受付を開始した。約2000人の収容が可能という。
JR東日本とJR東日本ビルディング、施設運営事業などを展開するコングレ(東京都中央区)は7月1日、高輪ゲートウェイ駅直結の新MICE施設「TAKANAWA GATEWAY Convention Center」の予約受付を開始した。国内の学会・セミナー、国際コンベンション、商品発表会・見本市、株主総会といったニーズに対応する。同施設は2025年3月下旬から順次開業予定。
中心となるホール「LINKPILLAR Hall」は約2000人の収容が可能で、駅直結の多目的ホールでは都心最大級としている。対面・オンラインを組み合わせたハイブリッド会議の需要にも対応する。
6階のカンファレンスフロアは、中規模ホール3室などを備える。株主総会、製品発表会、決算説明会などのビジネスイベントや会議での利用を想定している。
JR東日本ら三社は「街ごと MICE」として、当該施設に加え、高輪ゲートウェイ駅に面する駅前広場及び周辺の広場もイベント会場として利用できるようにする。駅・広場におけるジャック広告の掲出も予定しており、来街者に対するブランド認知度の向上、参加者の増加が見込めるとしている。
MICEはインバウンド需要と同様に高い経済効果が見込めるとして、政府は日本での誘致・開催に取り組んでいる。ICCA(国際会議協会)の統計によると、2023年における日本の開催件数は世界7位(363件)。2022年の実績(世界12位・228件)から順位を上げている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
山手線沿線の再開発が進む 「新宿、渋谷、品川」駅の工事はいつ終わるのか
鉄道会社も協力し、「東京」の世界的競争力を高めるべく、大規模な再開発が進んでいる。気になるエリアを実際に歩いてみた。
「品川駅」改良の全体像が見えてきた 交通結節点としてどうなる?
京急電鉄とJR東日本が連名で品川駅周辺の開発計画を発表した。京急電鉄の地平プラットホーム化で生まれる上部空間にビルや低層デッキができる。これで品川駅周辺のまちづくりプランがそろった。そして品川駅は今後、リニア中央新幹線、東京メトロ南北線分岐線と、交通結節点としてもさらに便利になる。
「築地市場跡」が5万人スタジアムやホテルに 総事業費9000億円
東京都は、東京・中央区の築地市場跡地を再開発する「築地地区まちづくり事業」の事業者に、三井不動産、トヨタ不動産、読売新聞グループ本社など11社で構成する企業グループを選定した。



