ニュース
当初予定の7倍売れた! ドンキのデジタル「耳かき」なぜヒット? 担当者が力強く語った根源的な欲求(2/2 ページ)
ドン・キホーテが開発した耳かき「スマホ連動イヤークリーナー」(3278円)が大ヒット商品に育っている。SNSでの反響も大きいという。
SNSでも反響
この耳かきは、SNSでも大きな反響を呼んでいる。ドンキの公式TikTokに商品概要を投稿したところ、約445万回再生された(7月9日午前10時時点)。耳の中をリアルに映し出すと拒否感を抱く人がいるからか、動画ではかわいい柄の筒の中にある小さなごみを取りだす様子を紹介している。
ちなみに、担当者が筆者に対して耳かきの実演をする際、ショッキングな映像が映し出されるという理由で、決して自分の耳の穴に入れようとしなかった。穴の中は“禁断の映像”なので、アピール時には細心の注意を払っていると筆者は感じた。
ドンキの担当者によると、公式Tiktokではドンキのさまざまな商品を紹介しているが、100万回以上再生されるケースは1年間に数回しかないという。また、50万回以上の再生で「バズった」としているという。こういったことを踏まえると、反響の大きさが伝わってくる。
新しい耳かきのヒットをきっかけに、他のエチケットグッズでも同じようなコンセプトの商品が開発できないかどうか、現在検討中だという。ドンキの「耳の中をじっくり見たい」という根源的な欲求を満たす耳かきはどこまで売り上げを伸ばせるか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
ドンキはなぜ「もったいない」精神の缶詰を開発したのか ほとんどの人が捨てていたモノに着目
ドン・キホーテが独自開発したフルーツ缶詰には、「もったいない」精神が反映されている。どんな工夫をしているのか。
SNSで話題になったドンキ「フライドチキンの皮だけ弁当」 単なる“悪ノリ”ではない「偏愛めし」が生まれた背景
ドンキが2023年10月に立ち上げた弁当・総菜の新ブランド「偏愛めし」。このシリーズの商品として登場した「フライドチキンの皮だけ弁当」が大きな話題となった。開発の背景とは?



