フリーランスエンジニアの平均年商はどのくらいあるのか。フリーランスエンジニアと企業のマッチングサービス「Relance」を運営するスリーシェイク(東京都新宿区)が調査結果を発表し、最も回答率が高かったのは「500万円以上800万円未満」(27.14%)だった。
回答率の2位は「300万円以上500万円未満」(25.84%)、3位は「800万円以上1000万円未満」(16.54%)が続いた。全体の平均年商は約632万円であり、前回調査と比較して800万円以上の割合が増加した。同社は「昨今のDXやクラウド化の加速に伴い、ITエンジニアの需要が高まり年収アップにつながったことが影響しているのではないか」と分析する。
フリーランスエンジニアになって収入が上がった人は59.52%で過半数を占めた。「下がった」は25.34%、「変わらない」は15.14%で、7割超がフリーランス転身前と同額以上の収入を得ていることが分かった。
実際にフリーランスエンジニアになって感じたメリット・満足している点の1位は「働く時間に縛られない」(44.8%)だった。2位は「働く場所に縛られない」(44.7%)、3位は「収入アップ」「過去の経験を仕事にできる」(各24.8%)が続いた。
デメリット・不満な点として最も回答が集まったのは「社会的信用が低い(クレジットカードやローンの審査など)」で25.7%。以下は「労務や確定申告などの事務作業の手間がかかる」(25.0%)、3位は「将来の社会保障が少ない」(24.6%)という結果だった。
3月27〜29日にインターネットで調査した。対象は20〜50代のフリーランスエンジニア1006人。
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