JR東日本、訪日外国人の旅行を支援するアプリを提供 10月末まで実証実験
東日本旅客鉄道は、Digital&Dataイノベーションセンターが開発した旅行計画支援サービス 「JR East Travel Concierge」の実証実験を開始した。
東日本旅客鉄道(以下、JR東日本。東京都渋谷区)は、Digital&Dataイノベーションセンター(以下、DICe)が開発した旅行計画支援サービス 「JR East Travel Concierge」の実証実験を開始した。生成AIを活用したチャット形式の対話や、「スポット提案」「情報提供」「旅程生成」の3つの機能を持ち、旅行前・旅行中の訪日外国人をターゲットに、ニーズに即した旅先の提案や旅程を生成するWebサービスとなっている。
JR East Travel Conciergeは、Googleの支援とGoogle Cloudとの連携のもとDICeが開発した、無料の旅行計画支援サービス。生成AIを活用し、チャット形式の対話からその文脈をくみ取り、旅行者のニーズに即した旅先の提案や旅程を生成するアプリだ。
「スポット提案機能」は、生成AIとのチャット形式の会話から、思い描いている日本での旅行に沿ったスポットを提案する。提案されたスポットに好みがなくても、対話を通じてより自分好みの提案へとブラッシュアップすることができる。
他に、特有のルールや文化など日本での旅行の疑問や不安に回答する「情報提供機能」、提案されたスポットの中から旅行プランを生成する「旅程生成機能」がある。
本実験は10月31日まで、訪日外国人をターゲットに、ユーザーからのフィードバックなどを取得して有効性の検証を行い、今後の訪日外国人向けサービスの向上に生かすという。JR東日本は「訪日外国人とJR東日本グループのエリアやサービスとの接点をより一層増やしていけるよう、他サービスとの連携や情報の拡充を検討していく」とコメントしている。
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