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「D&I」推進企業、学生の8割が「好感」アリ 理由は?
「ダイバーシティ&インクルージョン(以下、D&I)」を推進する企業に対し、好感を持つ学生は8割超――学情が、そんな調査結果を発表した。就活生は企業のD&I推進をどう捉えているのか。
「ダイバーシティ&インクルージョン(以下、D&I)」を推進する企業に対し、好感を持つ学生は8割超――就活情報サイトを運営する学情(東京都中央区)が、そんな調査結果を発表した。2026年卒業予定の学生は、企業のD&I推進に対して、どのような印象を抱いているのだろうか。
”D&I”を推進する企業、8割の学生が「好感」
D&Iを推進する企業に持つ印象について、「好感が持てる」と回答した学生は39.9%に上った。「どちらかといえば好感が持てる」(42.8%)と合わせると、8割以上の学生が、D&Iを推進する企業に好感を持っていることが分かった。
”D&I”に関する企業の取り組み、半数超が「意識する」
D&Iに関する企業の取り組みについては、「意識する」とした学生が18.5%だった。「どちらかといえば意識する」(37.0%)と合わせると、半数以上に上る結果となっている。
意識している理由としては「多様性を大切にしている企業のほうが、成長していくと思う」「さまざまな考え方を持った人と働けて、自分自身も多様な視点が得られそう」「D&Iを唱えているだけではなく、取り組みとして実践しているかを意識している」といった声が寄せられている。
調査は7月24日〜8月6日に学情のサイト「あさがくナビ2026」への来訪者に実施。276件の回答を得た。
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