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「パパは全然面倒みてくれない」「ママがいい」は何が悪かった? しまむらの“残念”すぎる対応を見過ごせないワケ長浜淳之介のトレンドアンテナ(3/5 ページ)

しまむらグループのベビー・子ども用品専門店「バースデイ」で、一部の商品が炎上した。その後、すぐに謝罪→販売中止に追い込まれたが、それらの対応に問題はなかったか。

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販売が続く加賀美コラボ商品

 バースデイで筆者が見かけた加賀美コラボ商品は、ベビーロンパス、ソックス、ヘアターバン(ヘアバンド)、ロールキャップ(帽子)、スタイ・よだれかけだ(8月8日時点。他店で別の商品が売られている可能性もある)。

 デザインされた文言は、ベビーロンパスが、「うちの子 イケてる」「静かなときは 何かやってます」「ギャン泣き中」「なくのがしごと」「オムツ パンパンです」「てべり」「すぱぺぴー」など。


ベビーロンパース

 ソックスは「イヤイヤ期です」「これ着たくない」「うちの子一番」「うちの子最高」「ヘリぽくたー」「だなな」など。

 ヘアターバンは「ママいつもかわいいよ」「うちの子 イケてる」など。


ソックス

 ロール帽子では、「ママいつもかわいいよ」「ワンツースリーフォー」「うちの子 イケてる」など。


ロール帽子

 他にも、Tシャツ、ハーフパンツ、枕などの商品があったはずだが、在庫を切らしていた模様だ。


ヘアターバン

 「てべり」はテレビ、「すぱぺぴー」はスパゲティー、「ヘリぽくたー」はヘリコプター、だななは「バナナ」をそれぞれ加賀美氏流に表現したものだ(いわゆる「赤ちゃん言葉」)。

 それぞれテレビ、スパゲティー、ヘリコプター、バナナの簡略化されたヘタうま系のイラスト風デザインが施してある。これらはかわいらしく見える、いかにも幼児向けの商品だ。


スタイ・よだれかけ

 この文脈で考えると、「ママがいい」などの問題とされた文言も、子どもが感じる本音を表出したいわゆるジョークととらえられる。「面白い」「何の問題もない」と感じる人が多くいるのも、至極当然と思われた。

 加賀美コラボはこれまで何度か発売されているが、これらのデザインは問題ないということで、販売を継続しているのだろう。

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