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「日本型ケアファーム」を知っていますか(2/2 ページ)
「日本型ケアファーム」を普及させるため、日本の複雑な福祉制度と土地事情のもと、「高齢者福祉」と「障がい者福祉」にまたがる挑戦を続ける人たちについて紹介したい。
「デジ畑」というアプリによって今、畑に誰がいるかがわかるようになっている。会社の管理者や指導者がいるかどうかを確認してから来園してもらえれば、安心して参加しやすくなるし、子どもさんの安全確保にも役立つという仕掛けだ。
それにしても、ブログを読むと参加者の方々が楽しんでいることが伝わってくる。近所にこうした施設がある人たちは実にラッキーだ。
こうした「日本型ケアファーム」を推進するケアファーム ジャパン、その運営者である都市緑地株式会社の代表取締役が太田裕之氏だ。
太田氏は株式会社シスケア(福祉施設の企画・設計・監理が主業務)の創業者で、学研ココファンHDに全株式を売却、学研グループに参画。学研ココファンの取締役などをされていたが、その地位に安住することなく都市緑地を創業して新しい社会課題への挑戦を続けられている。
「儲け」のためだけならこんな大変なことに取り組まないことは、少しでも起業経験があれば自明だ。「中高年起業家の星」とお呼びしたい。 (日沖博道)
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