入社以降、就職活動をやり直したいと考えたことがある新入社員はどの程度いるのか。ジェイック(東京都千代田区)が調査結果を発表し「1、2回はある」(29.4%)と「3回以上ある」(9.6%)を合わせ、4割弱いることが分かった。
一方、最も回答者が多かったのは「1回もない」(61.0%)だった。就職活動をやり直したいと考えたきっかけについては「勤務中に暇な時間ができてしまったとき」「人として苦手、許せない上司がいるから」といった声があった。
「1、2回はある」「3回以上ある」と回答した人に「就職活動をやり直すなら、何を重視するか」と質問した結果、1位は「仕事内容」(55.2%)だった。2位は「給与」(39.0%)、3位は「福利厚生」(22.9%)が続いた。
同社メディア部長の佐藤裕康氏は今回の結果について「昨今の売り手市場の影響で、多くの学生が複数の内定を取得し、十分に比較検討したうえで就職先を決定する傾向が強まっている」とコメント。その結果、大きなギャップやモチベーションの低下を感じることが比較的少ないのではないかと分析する。
7月2〜8日にインターネットで調査した。対象はジェイックが提供する新入社員研修の受講者で、回答者数は269人。
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