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一番人気の「かつ重」は300円未満! スーパー・トライアルが物価高時代に「安さ」で勝負できるワケ(2/4 ページ)
ITと安さを武器に、着実に成長を続けているトライアルホールディングス。この3月に東証グロース市場への上場も果たし、注目を集めている。今回は実際に店舗を訪問し、消費者の支持を集めているポイントをあらためて探る。
総菜、弁当が安い 大サイズが多いのも特徴
八千代店は東葉高速鉄道・八千代緑が丘駅から徒歩10分の場所に位置する「ism 緑が丘」の、1階及び2階の一部に出店している。他にはパチンコ店やジム、ゲームセンターなどが入居しており、なかなか他の大手チェーンでは出店しにくいようなビルといえるかもしれない。千葉県八千代市という土地柄、客は自動車利用が主である。
店全体として通路が広いのが特徴的である。1階食品コーナーの入口には「とぴあみかん」「風みかん」「早生みかん」と、同じ青果が多種類並んでいる。価格面では精肉や総菜、弁当類の安さが目立つ。豚の小間切れと挽肉はいずれも100グラムで99円だ。
総菜は唐揚げや各種フライ、餃子が3〜5個程度入ったパックで300円台。1パックで500円以上のケースもある他スーパーと比較すると、安い部類といえる。ファミリー層をターゲットとした、1〜2人では食べきれないようなサイズのパックが多いのも特徴だ。
弁当も、コンビニや他スーパーと比較してかなり安い。いくつか例を挙げると、三元豚のロースカツ重が299円、のり弁が329円、その他ジャンボチキンカツ弁当は449円であった。PB商品もオリジナルの強炭酸水(500ミリリットル入り)が1本55円。カップ麺や菓子類などの加工食品に関しては、一般的なスーパーであまり見かけないものの、かなり安い商品が多くあるように感じた。
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