新年の目標設定、どうすれば実現できるの?(2/3 ページ)
年がかわると新たな目標を立てるという人は少なくないでしょう。 しかし、三日坊主の代名詞ともされるほど、新年の目標を実現させるのは難しいようです。
目標を小さく刻む
目標の実現に向けては、何かひとつのステップの達成があれば、思考が前向きになり、さらに次の達成へと進むという面があります。「できる」という自信から次に向けての意欲が湧き、また何かを達成し、実現できることが増えていくという好循環になるということです。「進捗の法則」とも呼ばれるこのセオリーは、人はなんらかの進捗があると満足感を得て、次のステップへのモチベーションも上がるとされています。
こうした心理的な要素をうまく利用することができれば、大きな目標に対しても「進んでいる感」を得て、目標達成に向かって進むことにつながりそうです。
仮に大きな目標を設定したとしても、第一ステップ、第二ステップと目標をできるだけ小さく刻むことが、目標達成に近づく方法です。
例えば、「今年中に小説を書く」という目標は、まだ1冊も書いたことがない人にとっては、とても大きな目標ですが、「小説の登場人物のキャラクターを決める」「最初の100字を書き出す」といった目標にすれば、目標がかなり身近なものになりそうです。刻みかたは、人それぞれです。全体構想から入りたい人であれば、「200字でどんな内容かまとめる」「先に推薦文を書く」などの目標設定が効果的でしょう。誰かの意見を聞きたいのであれば、「友人の○○にストーリーについて話す」「小説の書き方という本を読む」など、目標をできるだけ小さく刻んでみます。
そして、毎月(できれば毎週)、この刻んだタスクの中から、今できることがないかを確認し、手をつけてみます。
どれもやる気が出ないときは、さらに細かく刻みます。どんなに小さくても良いので、小さな成功、小さな達成を得ることがとても大切です。成功体験を積み重ねることで、次への意欲が湧くのです。
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