振袖選びの方法
振袖選びのきっかけについて、昭和世代と令和世代を比較した。どちらの世代も「親」(昭和65.3%、令和68.8%)と答えた人が最も多く、親をきっかけに振袖を選び始めた点は共通していた。
2位は、昭和世代が「特にない」(21.5%)だったのに対し、令和世代は 「SNS」(22.0%)だった。「令和世代はSNSを活用し、オンラインで積極的に情報収集を行うなど、振袖選びに対する能動的な姿勢がうかがえた」(スタジオアリス)
振袖選びにかかった費用について、昭和世代の58.8%は「分からない」と回答。一方、令和世代は「分からない」と答えたのは36.0%と、令和世代のほうが価格について関心があることが分かった。 費用の合計は世代間で大きな差はなく、最も多かったのは「30万円以上」(昭和12.8%、令和17.0%)だった。
振袖選びについて、世代間で差があったのは「価格」「着付け・ヘアメイク」「前撮りデ ータ」の3点だった。
「価格」が上位にランクインしたことについて、スタジオアリスは「令和世代がSNSを通じた情報収集を積極的に行っている影響で、昭和世代と比較してより明確に『コスパ』を意識していることがうかがえた」と分析している。
一方、時代が変わっても重視するのは「種類の豊富さ」「品質」が上位に。昭和・令和世代ともにほとんど差がなく、幅広い選択肢と高品質な振袖が求められていた。
成人式に参加したことがあり振袖を購入したことがある、もしくはレンタルしたことがある昭和世代(40〜49歳)と令和世代(19〜21歳)の女性を対象に、インターネットで実施した。期間は2024年11月28日〜12月4日、有効回答数は800人。
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