低価格の理想郷「ロピア」は、日本版コストコ!? ヨーカドー跡地に続々オープン 実際に行って分かった強さの秘密(2/3 ページ)
近年、大きく店舗数と売り上げを拡大している「ロピア」。いったいなぜ、これほどまでに消費者から人気を集めているのか。店舗を実際に訪問し、魅力を探る。
とにかく大容量が目立つ一方、安くはない?
今回訪問した、ららぽーとTOKYO-BAY店は、京葉線・南船橋駅近くの大型ショッピングモール・ららぽーとTOKYO-BAYの一角にある。特徴的なのは、祖業に関連した精肉コーナーだ。容量は最低200グラム台の後半、大きいもので1キロ以上の商品があり、ファミリーサイズが目立つ。
総菜、弁当類も容量がやや多めだ。10個以上入った「手羽元炙りチキン」や「カキフライ」といった大容量のものが目立つ。かつ丼、中華弁当などの弁当類は500円前後だが、コンビニや某大手スーパーのように上げ底で量が少ないということはなく、十分な量を提供しているように見受けられる。
この他、青果や鮮魚でもやや大きめの商品が目立ち、この点を評価して「日本版コストコ」と呼ぶ人もいるようだ。
価格面に関しては、特段安いという印象は受けなかった。精肉で安い商品もあるが、青果や鮮魚、その他の加工食品は相場通りである。税抜表示を大きく見せるとともに、下2ケタで99円表記を多用し、安さを印象付けようとする姿勢がうかがえた。
現場主義が「レジャー性」をもたらしている
ロピアは店舗運営において、大手チェーンとは異なる体制をとっている。店長が全ての裁量を持つのではなく、精肉・鮮魚・青果といった各部門のトップである「チーフ」が権限を持つ個店主義を導入している。
チーフは個人商店の店主のように売場構成を考え、売りたい商品を選べるほか、販売価格の決定権も有する。そのためロピアは店舗によって商品構成が異なる。成果に応じてチーフの年収も上がっていく仕組みであり、個店主義は社員のモチベーションアップにつながる他、地域のニーズを的確につかめるメリットがあるという。
大手スーパーでは精肉・鮮魚・青果の各部門内で同じような容量のパッケージが並ぶのが一般的だ。対してロピアではさまざまな容量の商品が並び、売場構成が画一的ではない印象を受ける。個店主義に伴う、良い意味での“粗っぽさ”がレジャー性をもたらし、消費者を引き付けているのかもしれない。
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