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「危機感を持て!」は逆効果? 組織をむしばむ“アオリ虫”の正体(5/5 ページ)

「危機感を持て!」と現場に変革を迫る一方、最も変わらなければならない経営幹部が変わらず、業績が好転しないという現象が起きている…。

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[まとめ]あなたの「常識」は正しいのか?

 「ウチの会社が変われないのは危機感がないから」


(出典:ゲッティイメージズ)

 こんな言葉をよく耳にするが、本当だろうか? 経営幹部が「危機感を持て!」と連呼するだけで変われるようなものは、本当の経営改革とは言えない。「変わる」こと、「変わらない」ことにはそれぞれ、「プラス」と「マイナス」の影響がある。これらを明らかにして議論することが、本当の改革の出発点ではないだろうか。

著者プロフィール:岸良裕司

ゴールドラットジャパンCEO

全体最適のマネジメント理論TOC(Theory of Constraint:制約理論)をあらゆる産業界、行政改革で実践。活動成果の1つとして発表された「三方良しの公共事業改革」は、ゴールドラット博士の絶賛を浴び、2007年4月に国策として正式に採用された。成果の数々は国際的に高い評価を得て、活動の舞台を日本のみならず世界中に広げている。2008年4月、ゴールドラット博士に請われてゴールドラット・コンサルティンググローバルパートナーに就任し、日本代表となる。東京大学MMRC(ものづくり経営研究センター)非常勤講師。主な著書に『全体最適の問題解決入門』『考える力をつける3つの道具』(以上、ダイヤモンド社)、『最短で達成する全体最適のプロジェクトマネジメント』(KADOKAWA)、『いま、あなたに必要なのは答えじゃない。問いの力だ』『脱常識の儲かる仕組み』(以上、アマゾン)、『子どもの考える力をつける3つの秘密道具』(ナツメ社)、監修書に『ザ・ゴール コミック版』(ダイヤモンド社)などがある。


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