ニュース
「店舗の弱点を調査して」 バーガーキングが750人のスパイを募集、背景に店舗急拡大の弊害
ビーケージャパンホールディングス(東京都千代田区)が運営するバーガーキングは2月27日、消費者に店舗調査を依頼する「バーガーキング 潜入大作戦」を実施すると発表した。750人をスパイとして採用予定だ。
ビーケージャパンホールディングス(東京都千代田区)が運営するバーガーキングは2月27日、消費者に店舗調査を依頼する「バーガーキング 潜入大作戦」を実施すると発表した。特設Webサイトで希望者を募集し、応募期間は3月26日まで。750人をスパイとして採用予定だ。
スパイとなった応募者は、希望の店舗に3回潜入する。商品を食べながら、店舗の接客、サービス、清潔さ、メニュー、価格設定などを調査し、同社に報告する。潜入3回分の飲食代はバーガーキングが全額負担する他、応募者には「ワッパー チーズ」セットが200円引きとなるクーポンを提供する。
今回の潜入調査の背景について、ビーケージャパンホールディングスは「店舗の急激な拡大に、接客、サービス、清潔さ、メニュー、価格設定など、すみずみにまで目が行き届いていない状況がある。店内に潜入して、店舗の弱点をすみずみまで調査してほしい」と説明した。
2019年5月末に77店舗だったバーガーキングは、6年間で266店舗まで増えた。今後も店舗数を増やし、2028年末までに全国600店舗を目指している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
「倍々ゲーム」のバーガーキング 人気の背景と「600店舗」に向けた死角とは
近年、好調のファストフード業界の中で特に存在感を発揮しているバーガーキング。あらためてその要因を探るとともに、さらなる急拡大に向けた死角を解説する。
「バーガーキング」関西で60店舗突破、全国600店舗はいつ達成?
バーガーキングは、2〜3月に大阪と奈良に2店舗を出店すると発表した。今回の出店を合わせて、関西エリアで60店舗を突破した。
「冬毛なぞうさん」が5分で完売! ドムドムハンバーガーの限定ぬいぐるみ、SNSで人気が加速する背景
ハンバーガーチェーン「ドムドムハンバーガー」が1月10日に発売した限定ぬいぐるみがわずか5分で完売した。人気が高まっている背景について、同社の広報担当者に聞いた。
マクドナルドの戦略はどうなの? 国内ハンバーガー業界を分析
ハンバーガーチェーンの「マクドナルド」は国内で最も店舗数が多いが、どのような戦略なのか。業界を分析したところ……。



