「Z世代の若者」なぜすぐに会社を辞めたの? 理由を調査
新入社員として企業でも増えているZ世代の若者。OpenWorkの調査によると、新卒入社後3年以内に退職したZ世代の入社理由で最も多かったのは……。
新入社員として企業でも増えているZ世代の若者。OpenWork(東京都渋谷区)の調査によると、新卒入社後3年以内に退職したZ世代の入社理由で最も多かったのは「会社のブランド・成長性」(24.2%)であることが分かった。
2位は「キャリア・個人成長」(23.1%)、3位は「安定性」(16.3%)、4位は「人間関係・社風」(12.9%)が続いた。
具体的には「誰もが知っている企業に憧れて、世界を舞台に働ける規模の大企業で働きたいと思い、入社した。大手なので、福利厚生もしっかりしていると思ったため」(総合電機、家電、AV機器)、「女性が働きやすい環境が整えられていて、資格や技術の取得に関するサポートなども充実しており働きながら成長していける環境でもあると感じたから」(人材サービス)といった声があった。
新卒入社後3年以内に退職したZ世代の退職理由で最も多かったのは「キャリア・個人成長」(31.7%)。以下、「仕事へのやりがい」(20.2%)、「人間関係・社風」(20.0%)、「ワーク・ライフ・バランス」(18.5%)が続いた。
具体的には「ここでは成長できないと思った。できなくはないが、少なくとも最初の3年から5年は耐える必要があり、ここを越えることは私にはできなかった。先輩方は優しく、仕事を辞めるのにちゅうちょしたが、会社全体の『我慢するべき』という風潮にはどうしても我慢ならなかった」(総合電機、家電、AV機器)といった声があった。
OpenWorkは「ネームバリューや業績といった、企業の『外見』を重視する傾向は、就業経験の無い学生に多く見られるが、長く働き続ける上では、自身が成長できるか、気持ちよく働ける環境かといった『ソフト面』とのマッチングを確認することが重要であることが分かる」とコメントした。
インターネットによる調査で、OpenWorkに投稿された、新卒3年以内に退職したZ世代の元社員による会社評価レポート2万4984件を集計した。
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