フリーターとして働く約3割が、将来的な正社員登用を希望するか「わからない」という。なぜなのか。レバレジーズ(東京都渋谷区)が調査結果を発表し、正社員を望まない理由の1位は「プライベートの時間が制限されると思うから」(34.1%)だった。
大卒フリーターとして働く人のうち、将来的に正社員を希望する人は40.0%。2023年から5.5ポイント減少した。「わからない」は27.7%で、同5.5ポイント増えた。高卒フリーターでは、正社員を希望する人が31.6%、「わからない」が30.1%で同程度だった。将来のキャリアパスが明確になってない人が一定数いることがうかがえる。
正社員になりたくない理由の1位は「プライベートの時間が制限されると思うから」(34.1%)。2位は「組織に縛られたくないから」(28.5%)、3位は「体力的に厳しいから」(19.7%)が続いた。
フリーターの手取り月収はいくらなのか。最も回答が集まったのは「10万未満」(38.8%)で「10万以上15万未満」(21.1%)と合わせて15万円未満の人が過半数を占めた。同社は「最低賃金の上昇などに伴い収入の増加が見込めるのであれば、正社員を希望しない人が今後も増える可能性がある」と指摘する。
2024年11月時点で満18〜29歳のフリーター・正社員2000人を対象にインターネットで調査した。期間は2024年11月11〜20日。
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