JR東、双眼鏡やバッテリーを駅でレンタル 手ぶら旅行を後押し
ジェイアール東日本物流(東京都墨田区)とアプリ開発を手掛けるアリススタイル(東京都港区)は3月13日、駅で利用できるレンタルサービス「プレンタ」を開始した。手荷物預かりなど他のサービスと連携を進め、身軽な列車旅の提供を目指す。
ジェイアール東日本物流(東京都墨田区)とアプリ開発を手掛けるアリススタイル(東京都港区)は3月13日、駅で利用できるレンタルサービス「プレンタ」を開始した。JR東日本グループが推進する「JRE手ぶら旅」サービスの一環として展開する。手荷物預かりなど他のサービスと連携を進め、身軽な列車旅の提供を目指す。
プレンタを利用する際は、Web予約が必須だ。レンタルしたい商品を駅で受け取り、使用後は駅で返却する。受け渡しは、東京駅地下1階にある「BAGGAGE STORAGE +」の有人カウンターか、1階の多機能ロッカー「マルチエキューブ」で行う。Web予約は、利用開始日時の1カ月前から5分前(有人カウンターの場合)まで可能とした。
対応時間はBAGGAGE STORAGE +が午前9時30分〜午後8時、マルチエキューブが東京駅の始発から終電まで。予約時に受け渡し時間として指定できるのは、BAGGAGE STORAGE +が午後7時30分まで、マルチエキューブが午後11時までとした。
主な取り扱い商品は、防振双眼鏡(8倍1580円〜、14倍1980円〜)、小型ジンバルカメラ(1580円〜)、ARグラス(1580円〜)、大容量バッテリー(980円〜)、マイク付骨伝導ヘッドフォン(1280円〜)。貸出時間は最大72時間で、料金は時間によって変動する。今後は取り扱い商品や利用可能な駅を増やす予定だ。
JRE手ぶら旅では、今回開始したプレンタの他に「手荷物の配送サービス」、予約可能なベビーカーのレンタルサービス「ベビカル」などを展開している。
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