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日本のスタバは、なぜ「絶好調」なのか 米国本社が不調なのに、成長を続けられているワケ(2/5 ページ)

カフェチェーンとして人気のスターバックス。国内では店舗数を順調に拡大し、業績も好調な一方で世界に視野を広げると、実は近年不調にあえいでいる。なぜ、日本のスタバだけが好調なのか。

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日本のスタバは生産性が高い

 不調の大きな原因は、売り上げの7割以上を占める北米エリアの伸び悩みです。ここに中国の消費減退による不振が加わり、全社レベルの低迷となりました。

 一方、日本国内は絶好調です。


日本国内の業績

 直近の売上高は、2023年比で111.1%、2019年比で159.9%です。営業利益も2023年比で115.4%、純利益は122.5%と2ケタの増収増益です。店舗数と売上高を比較すると、実態がより明確になります。


国内店舗は生産性が高い

 スターバックスの国内店舗数は2023年比で105.4%ですが、売上高は111.1%の成長です。店舗数と比べて売り上げの伸びが高く、1店舗当たりの売り上げが伸びていることを意味します。さらに、1店舗当たりの売上高は1億6200万円。2023年比で105.4%です。

 スターバックスは日本のあちこちにできているので、店舗数を増やして売り上げを伸ばしている印象がありますが、実は店舗数以上に1店舗当たりの売り上げを伸ばし、成長しているのです。このような店舗の生産性が、国内の好調を支えています。

 では、世界に広がる店舗網のうち、日本のスターバックスはどの程度の規模なのでしょうか。数字でいうと、全世界にある店舗のうち、国内店舗が4.9%を占めます。

 これを売り上げと店舗数構成比で見ると、さらに実態が分かります。


全世界にある店舗の5%ほどが日本にある

 日本のスターバックスは店舗数構成比では4.9%ですが、売上構成比では5.9%となっています。売り上げ貢献度は高いのですが、家賃などが高いためか、利益貢献度が低いのは課題といえるでしょう。


店舗数よりも売り上げの存在感が大きい

 いずれにせよ、日本のスターバックスは店舗売り上げが高くなる工夫をしているということです。それはどのような取り組みなのでしょうか。

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