若手の6割「採用サイトが微妙だから、応募はやめよう」の経験あり 何が微妙だった？

[ITmedia]

　20〜30代の若手求職者は、採用サイトの何に注目しているのか。デジタルマーケティング支援を手掛けるシスコム（東京都中央区）は、採用サイトの活用に関する調査を実施した。

提供：ゲッティイメージズ

　採用サイトで必ず見る項目は、1位「仕事内容」（53％）、2位「福利厚生・待遇」（45％）、3位「会社概要」（38％）となった。中でも最も注目する項目1位は「仕事内容」（26％）で、以下「福利厚生・待遇」（23.7％）、「仕事のやりがい」（9.2％）と続いた。企業の事業実績や、求職者へのキャリアパス、研修制度などはあまり重視されていないことがうかがえる。

採用サイトで必ず見る項目（プレスリリースより引用、以下同）

採用サイトで最も注目する項目

応募をためらってしまう採用サイト、特徴は？

　61.7％が「採用サイトを見て、応募をためらうことがある」と回答した。その理由として「給与や待遇が不明確」（40.7％）、「企業の情報が最新でない」（31.8％）、「社員の写真がない、暗い」（22.7）が上位を占めた。会社情報があいまいな部分に対し、不安を持つ人が多いようだ。

採用サイトを見て、応募をためらう理由

　どのように改善されたら応募するか尋ねたところ、給与や待遇を明確に掲載することに加え、求職者が実際に働くイメージがわくような、職場や一緒に働く人の写真があると応募しやすくなることが分かった。情報が新鮮であることを求める声が多く聞かれ、採用サイトに力を入れている＝求人に積極的であると感じる人もいるようだ。

　調査は3月25〜28日、20〜30代の男女600人を対象にインターネットで実施した。