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正社員の4割が「静かな退職」を選択、出世よりも“淡々”を選ぶ時代に?(2/2 ページ)

マイナビの調査で、正社員の44.5%が「静かな退職」を選んでいることが判明。キャリアアップややりがいを求めず、決められた仕事を淡々とこなす働き方が、特に20代を中心に広がっている。

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周囲への影響を懸念する声も

 「静かな退職」をするようになったきっかけを4つに分類したところ、「不一致タイプ」からは「今の職場にはやりがいがある仕事がない」といった意見があった。「評価不満タイプ」からは「自分で仕事を行い、面談時にアピールしても評価をされないから」などの声が目立った。

 「損得重視タイプ」からは「お金のために働いているのでそれに見合った仕事量はしている」との意見があった。「無関心タイプ」からは「キャリアアップすることに興味がないから」といったコメントが寄せられた。

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「静かな退職」をするようになったきっかけ

 企業の中途採用担当者に「静かな退職」について賛成か反対か聞いたところ、「賛成」が38.9%、「反対」が32.1%。賛成が多かった業種は「IT・通信・インターネット」や「金融・保険、コンサルティング」、反対が多かった業種は「不動産・建設・設備・住宅関連」や「流通・小売」だった。

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「静かな退職」について賛成か反対か

 賛成派からは「人それぞれだと思うので、キャリアアップを求めない働き方も考慮すべき」といった声が寄せられ、反対派からは「他の従業員に伝播する」など、周囲への影響や会社への有益性を懸念する意見が目立った。

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企業の中途採用担当者の意見は?

 調査は、20〜59歳の正社員3000人と、中途採用を担当する815人を対象にインターネットで実施した。期間は、2024年11月15〜18日。

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