就活生が企業セミナーに「わざわざリアル参加」する理由とは？

起業セミナーにリアル参加を選ぶ学生は、どのような理由で足を運んでいるのか？　就活情報サイトを運営する学情（東京都中央区）が調査した。

[ITmedia]

　Web会議ツールなどが普及した環境で学生時代を送ってきた就活生たちは、新卒採用の企業セミナーに関してもオンライン参加を選択する傾向にある。そんな中、リアル参加を選ぶ学生は、どのような理由で足を運んでいるのか？　就活情報サイトを運営する学情（東京都中央区）が調査した。

起業セミナーにはオンライン参加を選ぶ学生が多数派（提供：ゲッティイメージズ）

リアル参加を“わざわざ”選ぶ学生の本音

セミナーにどのように参加することが多いか（プレスリリースより、以下同）

　セミナーに「オンライン」での参加が多い人は51.4％、「どちらかといえばオンライン」は22.1％。合わせて7割超が対面よりもオンラインで参加しており、回答者からは「交通費節約」「時間の都合がつきやすい」「1日に複数社受けられる」「本命企業以外はオンラインでいい」といった声が寄せられた。

　「リアル」での参加が多いのは5.7％、「どちらかといえばリアル」は7.9％で、リアル参加派は計13.6％と少数派に。「コミュニケーションを取りやすい」「企業の雰囲気を実際に体験できる」といった声があった。

セミナーにどのような形式で参加したいか

　オンラインかリアルかセミナー参加方法を選択できる場合「オンライン」42.1％。「どちらかといえばオンライン」23.6％を合わせると、6割超に上った。回答者からは、忙しさや交通費の負担が理由として挙がった。

　「リアル」希望は12.9％、「どちらかといえば」の9.3％を含めて計22.2％だった。「対面の方がイベント前後の自然な交流もあって雰囲気が分かる」などの声があった。

　調査は3月26日〜4月6日、同社が運営する「Re就活キャンパス」のWebサイトを訪問した140人を対象に実施した。