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AIエージェントの活用法 「接客支援」「問い合わせ対応」を超えた1位は?導入企業に聞く

生成AIソリューションを手掛けるAllganize Japan(東京都渋谷区)は、生成AIを導入している従業員規模100人以上の企業に勤める正社員および経営層(役員クラス)1000人を対象に「企業におけるAIエージェント導入」に関する調査を実施した。

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 生成AIソリューションを手掛けるAllganize Japan(東京都渋谷区)は、生成AIを導入している従業員規模100人以上の企業に勤める正社員および経営層(役員クラス)1000人を対象に「企業におけるAIエージェント導入」に関する調査を実施した。

 人間が介入せず自律的に特定のタスクをこなす「AIエージェント」を導入している企業では、どのように活用しているのか。


「企業におけるAIエージェント導入」に関する調査を実施。写真はイメージ(ゲッティイメージズ)

導入・活用している生成AIツール

 勤務先で導入・活用している生成AIツールについて、「テキスト生成・校正・文章作成支援」が全社導入率で3割を超え、次に「一般情報からの検索」(28.8%)、「社内文書・ナレッジベースの検索・質問応答」(26.2%)が続いた。これらは汎用性が高く、ROIも明確にしやすいカテゴリであることが共通している。


勤務先で導入・活用している生成AIツール(Allganize Japan調べ、以下同)

AIエージェントに関する認知状況

 生成AIを業務活用していると回答した対象者に「AIエージェントに関する認知状況」を尋ねた結果、約4割が「詳しく知っている」または「ある程度知っている」と回答。一方で、約4割が「言葉だけ知っている」あるいは「分からない」と回答し、理解度が二極化している現状が浮き彫りになった。


AIエージェントに関する認知状況

AIエージェントの活用法

 AIエージェントをすでに導入している企業に用途を尋ねた結果「データ収集・分析・洞察」(50.0%)、「社内問い合わせ対応」(41.4%)、「顧客サポート・接客支援」(39.8%)など、情報の収集・分析・伝達に関わる業務での活用が進んでいることが分かった。AIエージェントが情報処理とコミュニケーション領域で高い価値を発揮していることを示している。

 このほか「会議・スケジュール調整支援」(35.9%)や「市場・競合調査分析」(35.9%)など、複数システムやデータソースを横断する業務にも活用が広がっている。


AIエージェントの活用法

 調査は4月3〜7日にインターネットで実施した。

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