「辞める=逃げ」じゃない? 20〜35歳の若手が語る退職のイメージ
退職代行サービスを運営するWandering Seagullは「職場における退職意思表明の経験に関する調査」を実施した。20〜30代の社会人に聞いたところ……。
退職にともなう気まずさなどから、退職代行サービスが急速に拡大している昨今。20〜35歳の社会人に「仕事を辞めることに対するイメージ」を尋ねたところ、「心や体を守るために必要なこと」(32.0%)と答えた人が最も多いことが、退職代行サービスを運営するWandering Seagull(新潟市)の調査で分かった。
以下「自分らしく生きるための選択」(30.2%)、「新しい挑戦への第一歩」(26.9%)、「自分の可能性を広げる機会」(21.5%)、「逃げや甘えだと見られそう」(20.2%)が続いた。
この結果を受けて、同社は「心身の健康や自己実現、新たな挑戦といった前向きな理由が上位に挙がったことから、退職に対するネガティブな認識は薄れつつある様子がうかがえる。近年の価値観の多様化により、『辞める』こと自体が自己防衛や成長の手段として受け入れられている傾向が見てとれる」とコメントした。
「集団やグループを辞める際に、困難や課題を感じた経験の有無」については、「ある」が45.3%とほぼ半数を占めた。
回答者からは「辞めたあとの周囲との関係の気まずさ」(24歳女性)、「人手不足でなかなかすぐに辞めることができなかったので、6カ月前から退職の意思を伝えて確実に退職できるように手配してもらった」(31歳女性)、「後のことを考えていない自己中心的な人だと言われた」(34歳男性)といった声があった。
インターネットによる調査で、対象は20〜35歳の社会人1010人。調査期間は5月9〜12日。
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