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AIに「恐怖や不安」を感じる人は7割超、理由は?
AIの進化に「恐怖や不安を感じる」人は72.6%――。ライズ・スクウェアが実施した調査で、多くの人が「偽情報の増加」や「仕事の減少」に懸念を抱いている実態が明らかになった。
AIの進化に対して、どのように感じている人が多いのか。人材派遣などを手掛けるライズ・スクウェア(大阪府)が実施した調査では、AIの進化に「恐怖や不安を感じる」と答えた人が72.6%に上った。理由として最も多かったのは「偽情報が増える」(34.2%)だった。
恐怖や不安を感じる理由を聞くと、1位は「偽情報が増える」(34.2%)、2位は「人間の仕事が減る」(27.8%)、3位は「人間の力が衰える」(17.6%)だった。
「偽情報が増える」と回答した人からは、「フェイクの動画や情報が簡単に作れてしまう」「AIが作り出した情報の真偽がわかりにくくなってきている」といった声が寄せられた。
一方で、恐怖や不安を「感じない」と答えた人は27.4%だった。理由として「とにかく便利だから」(49.6%)、「使い方は人間次第」(11.7%)が上位を占めたほか、「ルールを整備すればいい」(7.3%)など、AIではなく人間側の課題として捉えている人が目立った。
AIに恐怖や不安を感じた瞬間はどんなときか。最も多かったのは「AIによるフェイクに触れた」(14.2%)、以下「仕事が減っている」(9.6%)、「生成内容が間違っていた」(6.4%)と続いた。
フェイクや誤った生成内容に触れるなど、「AIを信用できない」と感じた経験から、不安を感じた人が多い。
調査は、500人を対象にインターネットで実施した。調査期間は、4月18〜20日。
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