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「日本上陸」から1年の「Lime」と迎え撃つLUUP 電動キックボード戦争の行方を握る「カギ」とは?(2/3 ページ)

近年見かけることが増えた電動キックボード。運営企業の戦略を分析する。

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 車両は電動キックボード、電動シートボード、電動アシスト自転車の3種類がある。スマホアプリで車両を探し、車両のQRコードをスキャンしてロックを解除する仕組みだ。電動シートボードはキックボードの派生型で、座りながら乗れ、椅子の下には収納がある。


Limeの電動自転車

 料金は最初の15分が90円、以降1分おきに20円を加算する設定で、20分乗ると190円となる。専用ポートであればどこでも返却可能だ。

 電動キックボードは原動機付き自転車や普通自動二輪車として扱われ、運転免許が必要だったが、2023年に改正道交法が施行されて免許は不要となった。

 最高時速20キロ以下など一定の基準を満たすものは「特定小型原動機付自転車」と定義され、16歳以上であれば誰でも運転できる。Limeのキックボードとシートボードはいずれも最高速度を20キロに設定してある。

迎え撃つLUUP

 LUUPを手掛けるLuupは2018年創業で、国内の各都市圏に進出しており、拠点数はLimeを大きく上回る。

 車両は電動キックボードと電動アシスト自転車の2種類。電動キックボードの最高速度は20キロで、Limeと同じく免許なしで乗れる。アプリを使って乗り、専用ポートで返却する仕組みも同じだ。

 料金は基本料金50円に加え、東京・大阪では1分あたり20円、その他地域では15円加算される仕組みだ。以前はLimeが割高だったが、値下げにより逆転している。もっとも、Limeは普及を優先するべく、現段階では投資期間として採算性を度外視している可能性が高い。

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