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日本人観光客の「京都離れ」はなぜ起きる? 京都商工会議所がソフトバンクなどと共同研究(2/2 ページ)
京都の一部観光地がインバウンドで混雑する一方、日本人観光客の減少が指摘される中、京都商工会議所はソフトバンク、長崎大とともに、国内客の減少の原因や観光・経済面への影響を分析する共同研究を始めた。
当面は京都市内の10カ所程度で実施し、有効でエリアをさらに拡大する。
観光客急増によるオーバーツーリズム(観光公害)が課題となっている京都市では、伏見稲荷大社など主要観光地周辺を昨秋訪れた外国人客が前年同期に比べ約30%増えた一方、日本人客は15%ほど減少したことが市の調査で判明。ただ、主要観光地以外では日本人客が増加したとのデータもある。
23日に共同会見した京商の堀場厚会頭は「場当たり的ではなく、課題を分析した上で最適な観光施策や政策、まちづくりの提言につなげていきたい」と語った。(園田和洋)
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