昇進したい正社員は46.2% 最も意欲が高い役職は?
昇進・昇格意欲がある正社員は46.2%にとどまり、課長級が最も高い。理由は「給与向上」が最多で、部下の有無によって意識に差が見られた。
マイナビ(東京都千代田区)は、正社員(役員を除く)を対象に「管理職のキャリア意識と昇進意欲に関する調査」の結果を発表した。
正社員全体の昇進・昇格意欲は46.2%。役職別に見ると「課長級」(61.1%)が最も多く、「部長級」(59.0%)、「係長・主任・職長級」(57.8%)と続き、「一般社員」は41.0%にとどまった。
昇進・昇格を望む理由では「給与を上げるため」が72.9%、役職や部下の有無にかかわらず最多だった。
部下のいる管理職では「自己成長のため」「理想のキャリアを築くため」「責任の大きな仕事にチャレンジしたいため」が、一般社員や部下のいない管理職より10ポイントほど高く、昇進に対する視野の広さや意識の高さがうかがえた。
現在の役職に昇進・昇格して「良かった」と回答した管理職は92.5%。役職別にみると、課長級が93.8%、部長級が93.7%、係長・主任・職長級が91.1%といずれも9割を超え、大きな差は見られなかった。
「昇進は良いことだった」と答えた課長級に、昇進・昇格して良かったと思う理由を聞くと「報酬面のメリット」が40.0%で最多となり、次いで「責任感が増した」(20.2%)、「意思決定に関与できる」(19.0%)が続いた。
一方、部下のいない課長級では、部下のいる課長級と比較して、特に「意思決定に関与できる」「仕事の達成感が増した」「リーダーシップスキルが向上した」という項目が10ポイント以上低い結果となった。
正社員として働く10〜70代の男女(役員除く)4312人が回答した。調査期間は4月9〜15日。
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