2015年7月27日以前の記事
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原宿を“避暑地化”できるか? 官民連携「原宿−3℃」プロジェクトの狙い(2/2 ページ)

気候変動による都市の酷暑化が進む中、企業・行政・地域団体が連携して「原宿-3℃はじめました。」プロジェクトが立ち上がった。若者をターゲットにした暑熱対策プロジェクトの狙いを担当者に聞いた。

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一社ではできない社会課題解決 共創の広がり

 今回のプロジェクトは、花王単独ではなく、東急不動産や地元団体との共創によって実現している。「異常な暑さ」という社会課題に向き合う姿勢が共感を呼び、賛同の輪が広がったのだ。

 「これはもう一企業だけでは解決できない課題です。行政や街の人々とも連携しながら、取り組みを文化として根づかせていきたいと思っています」


教育現場とも連携し、小・中学校での暑熱対策講座の実施なども始まっている。

 「-3℃」というコンセプトは、単なる涼感グッズの販売ではなく、都市空間全体のデザインとホスピタリティの再設計に挑む試みだ。

 原宿を起点に、都市の避暑地化は今後、観光・商業の文脈で広がりを見せる可能性がある。この夏、涼しさという無形の価値が、都市の魅力を再定義しようとしている。



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