地方移住で年収はどう変わる? 大変だったことの1位は「仕事の選択肢が少ない」
地方移住やUターン転職をした人の平均年収は413万円と、転職前より約83万円減少。それでもワーク・ライフバランスや毎日の幸福感は向上し、生活満足度は高まる傾向が見られた。
マイナビ(東京都千代田区)が運営する転職情報サイト「マイナビ転職」は、「地方移住転職・Uターン転職の年収変化と満足度調査2025年」の結果を発表した。地方移住転職・Uターン転職者の平均年収は413万4000円で、転職前の年収(496万3000円)と比べて、平均で約83万円減少していることが分かった。
「地方移住転職・Uターン転職で大変だったこと」のトップは「仕事の選択肢が少ない」(34.7%)。以下「希望に合う仕事が見つからない(条件や待遇面)」(31.0%)、「希望に合う仕事が見つからない(仕事内容・職種面)」(26.0%)、「選考で現地に行く時間的/金銭的負担がある」(22.2%)が続いた。
「応募意欲が増す求人の文言」のトップは「引っ越し費用負担など、移住費用の援助」(29.0%)。以下「面接交通費補助」(23.0%)、「前職の年収の考慮/保証」(22.9%)、「土日面接実施」(22.5%)が続いた。
「地方移住転職・Uターンをして、良くなったこと」を聞いた。トップは「ワーク・ライフバランス」(45.3%)で、「毎日の幸福感」(44.8%)、「通勤ストレス」(43.5%)が続いた。
一方、「地方移住転職・Uターンをして、悪くなったこと」のトップは「給与」(37.2%)で、「長期的キャリアの展望」(29.5%)、「仕事のやりがい」(28.3%)が続いた。
インターネットによる調査で、20〜50代の地方移住転職あるいはUターン経験者・検討者800人(地方移住転職あるいはUターン経験者600人、検討者200人)が回答した。調査期間は4月11〜15日。
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