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出社したい人はわずか6.9% 出社回帰でも「リモート派」が多数
出社回帰の動きが強まる一方で、働く人の本音はリモート志向が根強い。LASSICの調査では、フル出社を希望する人は6.9%にとどまり、7割超がハイブリッド勤務を含むリモート継続を望んでいた。
出社の動きが強まっている一方で、人々はどんな働き方を望んでいるのだろうか。LASSIC(東京都港区)が運営するテレワーク・リモートワーク総合研究所の調査によると、「フル出社」を希望する人は6.9%にとどまり、ハイブリッド勤務を含むリモートワークの維持を希望する人が71.6%を占めた。
フルリモート勤務やハイブリッド勤務を望む人からは、「ワークライフバランスを向上させたい」「通勤時間を削減したい」「ストレスを減らしたい」といった声が寄せられた。仕事だけではなく、生活全体を重視している様子がうかがえる。
一方、フル出社を希望する人からは、「仕事の効率が上がる」「生産性が向上する」「チームとのコミュニケーションが取りやすい」といった意見が目立った。
フル出社を希望する人の年齢層を見ると、40代(14.3%)と60代(14.8%)が多かった。
同研究所は「40代は子どもが小学校高学年以上になり、家庭での手がかかる時間が減ってくる世代。60代は、職場に行って働くという価値観が深く根付いている世代。結果として、オフィスで仕事に専念したいと考える人が多いのでは」と分析した。
調査は、20〜65歳のリモートワークを経験したことがある1003人を対象にインターネットで実施した。調査期間は、4月8〜16日。
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