夏季休暇、働く女性の約3割が「取得しない・できない」 過ごし方は二極化の傾向
キャリアデザインセンターが実施した調査で、働く女性の約3割が「夏季休暇を取得しない・取得できない」と回答したことが分かった。
転職サイトを運営するキャリアデザインセンター(東京都港区)は、働く女性304人を対象に「夏季休暇についてのアンケート」を実施した。その結果、全体の約3割が「夏季休暇を取得しない・取得できない」と回答したことが分かった。
夏季休暇の有無と取得予定日数を聞いたところ、「取得しない・取得できない」が最も多く、31.3%に上った。取得する場合の日数では、「4〜5日」(22.9%)、「2〜3日」(21.9%)、「1週間程度」(16.9%)が多かった。
夏季休暇を取得する人に取得方法を聞いたところ、「個人が希望した日程で取る」が48.8%、「会社が指定した日程で取る」が42.3%と、やや個人の希望で取る人が多い結果となった。その他には、「部内で調整する」「取引先に合わせる」などの回答もあった。
夏季休暇の過ごし方では、「旅行」が最も多く28.8%だった。「特に何もしない」(27.7%)、「帰省」(25.7%)が続き、遠出する人と何もせずゆっくり過ごす人の二極化傾向が見られた。その他、「転職活動」や「子育て」などの声もあった。
夏季休暇の予算は、「1万円〜3万円未満」(26.9%)が最も多く、「3万円〜5万円未満」(23.1%)、「1万円未満」(22.0%)が続いた。「7万円〜15万円未満」(13.2%)、「15万円〜」(4.4%)の合計は17.6%にとどまり、高額な予算を想定している人は少数派であることが分かった。
本調査は6月26日〜7月7日、女性の転職に特化した転職サイト「女の転職type」の会員304人を対象に、インターネットで実施した。
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