40〜60代のエンジニア「高い給料なら出社OK」5割超、働き方の実態は?
モロが実施した調査で、40代〜60代のITエンジニアの半数以上が「高い給料なら出社でも構わない」と回答したことが分かった。
シニアエンジニア特化のフリーランス求人サイト「レガシーフォース」を運営するモロ(東京都港区)は、40〜60代のITエンジニア600人を対象に、働き方に関する実態調査を実施した。その結果、5割を超える人が「高い給料なら出社でも構わない」と回答したことが分かった。
働く場所と収入の関係については、「高い給料なら出社でも構わない」と答えた人が最も多く、52.7%に上った。「給料が下がっても在宅・リモートがいい」は32.7%、「収入にかかわらず、そもそも出社したい」は14.7%だった。
年代別では、60代の37.0%が「給料が下がってもリモート」を希望し、40代(29.0%)、50代(32.0%)を上回った。一方、「高い給料なら出社」は40代が58.5%、50代が54.0%、60代が45.5%で、年代が上がるにつれて収入よりも理想の働き方を重視する傾向が見られた。
現在の勤務形態は「完全出社」(29.7%)と「フルリモート」(29.5%)がほぼ同数となった。「週4回以上の出社」(13.7%)、「週2〜3回の出社」(15.5%)が続いた。
理想の勤務形態では「フルリモート」が36.0%で最も多く、「完全出社」は11%だった。「こだわらず、企業の方針に合わせる」と回答した人は10.2%だった。
今後のキャリアについては、「今の働き方を維持したい」が最も多く62.2%に達した。「ITエンジニアとして転職したい」(17.8%)、「ITエンジニアフリーランスとして独立したい」(7.8%)が続いた。「別職種にキャリアチェンジしたい」と答えた人は8.1%だった。
本調査は7月、40〜60代のITエンジニア600人を対象にインターネットで実施した。
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