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近鉄が仕掛ける「夢洲×周遊観光」戦略 直通列車で関西全体の活性化へ(2/2 ページ)

近鉄グループホールディングスは、人工島・夢洲と奈良、京都、伊勢志摩の各方面を結ぶ直通列車について、実際の線路を使った運行試験を始める方針を明らかにした。

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産経新聞
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 近鉄GHDはMGM大阪に小規模の出資を予定している。若井氏は、グループ会社が海外からの団体旅行客の訪日ツアーなどを手掛けている実績を生かし、「IRへの団体旅行や、MICE(国際会議や展示会)施設への誘客を手掛けたい。ホテルの運営受託や物販、消耗品の納入も行いたい」とした。

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近鉄GHDの若井敬社長=大阪市天王寺区(黒川信雄撮影)

 このほか近鉄GHDは、本社がある大阪・上本町で大阪上本町駅と周辺地域の一体開発を行う予定で、「現経営計画期間中の28年度末までに、まちづくりを含めた再開発計画の概要をまとめる」。

 このエリアにあるシェラトン都ホテル大阪は「よりハイグレードなホテルへ建て替える」ほか、多様なイベントも開催できる商業施設やオフィス、住居などが入居する複合的な開発を想定している。

 首都圏では東京・白金のシェラトン都ホテル東京について、隣接地を含めた再開発を計画。米国でのホテル開発やJR金沢駅前の開発を計画するなど沿線以外でも事業を拡充している。若井氏は「多様なテーマでプロジェクトを動かしていく」と強調した。(黒川信雄)

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