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万博の会期中来場者2820万人は事実上困難に 黒字ライン2200万人は到達か(2/2 ページ)

大阪・関西万博で想定されていた会期中の累計一般来場者数2820万人について、達成が事実上困難になったことが31日、分かった。

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産経新聞
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 協会の計画では1日の最大来場者として22万7千人を見込むが、会期の残り日数全てでこの来場者数が続いたとしても2820万人には届かない。日本総合研究所は、会期終盤に来場者数が伸びた2005年の愛知万博と同様の推移をたどった場合、最終的に2500万人前後になると予測する。

 協会は会場運営費の8割超を入場券収入で賄う計画で、来場者数が今後順調に推移すれば、収支の黒字化ラインの目安とする2200万人には到達しそうだ。

 2820万人を巡っては、毎日の来場者数が当初は伸びなかったことや、混雑すれば来場者が快適に過ごせない恐れがあることなどから下方修正すべきではないかとの意見も出ていたが、協会は「2820万人は目標ではなく、あくまでも想定」と主張していた。

 過去の万博では、1970年の大阪万博が1日最大約83万人が来場し、期間中に約6421万人が来場。愛知万博では想定の1500万人を上回る約2205万人が来場し、いずれも成功したと評価されている。(井上浩平)

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