26卒学生、「完全テレワーク希望」は1割未満 理想の出社日数は?
マイナビが2026年卒業予定の学生を対象に実施した調査で、フルリモート勤務を希望する学生は4.8%にとどまったことが分かった。
マイナビが2026年卒業予定の大学生・大学院生を対象に実施した調査で、フルリモート勤務を希望する学生は4.8%にとどまったことが分かった。
理想とするテレワーク日数については、「週2日テレワーク」(29.5%)が最も多く、「全て出社」(28.5%)、「週1日テレワーク」(22.3%)が続いた。一方、「全てテレワーク」と回答した学生は4.8%にとどまり、多くの学生が出社を基本とした勤務体系を理想としていることがうかがえた。また、入社予定先の勤務体系は「全て出社」(48.9%)が最多だった。
約9割の学生が「オンライン授業を受けたことがある」と回答した。その一方で、遠隔でのコミュニケーションに「自信がある」と答えた学生は30.7%にとどまり、「自信がない」(42.1%)とする学生の方が11.5ポイント多かった。
テレワークに対するイメージでは、「ワークライフバランスが良くなる」と考える学生が80.5%に上った。一方で、「職場のコミュニケーションが取りやすくなる」と思う学生は少なく、「そう思わない」と回答した学生が57.1%を占めた。「テレワークで仕事がはかどる」かどうかについては、「どちらとも言えない」(38.0%)が最多で、意見が分かれた。
職場での理想のコミュニケーション方法については、対面では「雑談・休憩中の会話」(85.7%)、Webでは「会議・ミーティング」(24.3%)、テキストでは「業務連絡」(67.4%)が最も多かった。
マイナビは「オンライン授業が身近な世代だが、オンラインの利便性を知っているからこそ、直接顔を合わせて話すことの価値を強く感じているようだ」と分析している。
本調査は9月23〜27日、2026年3月卒業予定の全国の大学生・大学院生1268人を対象に、インターネットで実施した。
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