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「ゴーストタウン」と呼ばれたカレッタ汐留、いまは?(1/4 ページ)

新型コロナウイルス禍のあおりを受け、「ゴーストタウン化している」と話題になった商業施設がある。東京・新橋駅そばにある「カレッタ汐留」だ。

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産経新聞

 新型コロナウイルス禍のあおりを受け、「ゴーストタウン化している」と話題になった商業施設がある。東京・新橋駅そばにある「カレッタ汐留」(東京都港区東新橋)だ。一時は撤退する店舗が相次ぎ、テナント稼働率は6割台にまで低下した。SNS上では心配する書き込みも見られるが、施設を訪ねてみると、少しずつ活気を取り戻そうとする様子が垣間見えた。

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昼どきには多くの会社員らが訪れるようになったカレッタ汐留 =10月24日午後0時20分ごろ、東京都港区東新橋(桑波田仰太撮影)

店舗前で順番待ち

 都営浅草線・新橋駅。地下改札を抜け、そのまま3分ほど歩くとカレッタ汐留のメインの出入り口にたどり着いた。「劇団四季」の劇場が併設されていることもあり、施設内には公演中の演目をPRするポスターやのぼりが数多く設置されている。

 飲食店などの店舗が多くあるのは地下1、2階。訪れたのは正午すぎということもあり、昼食目当ての利用客が店舗前で順番待ちをしている姿もある。施設内のいたるところから、ビジネスパーソンらの声が聞こえてくる。

 コロナの感染症法上の扱いが季節性インフルエンザなどと同じ5類に移行される直前の令和5年4月にオープンした肉そば店「さやか」。店主の増山健司さん(44)は「出店直後は不安になるほど人通りが少なかったが、今は昼のピーク時から午後3時ごろまで満席が続く」と多くの客でのにぎわいを喜ぶ。さらに「会社員が街に戻ってきたここからが勝負」と話す。

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