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NTTが日比谷に48階の次世代タワー 31年開業、本社移転も 歴史の地「鹿鳴館」が未来拠点に(2/2 ページ)
NTTは8日、同社グループが東京・日比谷で進める再開発計画で今月着工した複合高層ビル「NTT日比谷タワー」の完成予定が2031年10月末だと発表した。
ゴーグルなしで3D体験
実装されるIOWNは、電気による伝送を光に置き換えることで高速大容量、低遅延、省電力の通信を可能にする光技術。AIや、膨大かつ高速な計算ができる量子コンピューターなどこれからの最先端技術を電力消費を抑制しながら円滑に活用できる。
今年4月にはIOWNを通じて、大阪・関西万博に出展した「NTTパビリオン」で、約25キロ離れた場所で披露された3人組女性グループ「Perfume(パフューム)」のライブを3D(3次元)映像で再現。同ビルでは、スポーツや音楽ライブの再現中継を3Dゴーグルなしで体験できる設備を設ける構想だ。
島田明社長は「新しい価値の提供と圧倒的な低消費電力化を実現する取り組みをNTT日比谷タワーでスタートし、日本、世界へ展開していく」と意気込んだ。(藤谷茂樹)
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