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「バルミューダスマホ」はあっという間に撤退 売上は180億→125億…… 「トースター」に次ぐヒット作を生み出せない根本原因(3/4 ページ)
トースターがヒットして話題を呼んだバルミューダだが、その後ヒット作を生み出せていない。スマホ事業にいたっては、わずか数年で撤退に追い込まれた。近年の同社の推移を振り返ってみよう。
「第2の稼ぎ頭」が生まれず、業績も右肩下がり
2023年9月に発売した「BALMUDA The Plate Pro」も、現在まで売れ続けている商品だ。
一般的なホットプレートは食材がこぼれないように周囲がフチで囲まれているが、同プレートは加熱部分が浮き上がっており、鉄板焼きレストランで自分が焼いているかのような感覚を楽しめる。バルミューダによると、他社品は40度以上の温度差が生じるのに対し、同製品はプレート全体に熱が届くため、温度差が小さいという。プレートを外すと、内部は電熱線がむき出しになっており、非常にシンプルな構造である。
バルミューダは他にもポットやコーヒーメーカーなどさまざまな家電を販売しているが、トースターに次ぐヒット作はまだ、生まれていない。BALMUDA The Plate Proも、2025年9月に累計販売台数が7万台に達したと発表しているが、数十、百万規模には至っていないのが現状だ。
業績も、2021年度をピークに減収が続く。2024年度の売上高は125億円、2025年度は当初125億円を予想していたが、98億円に下方修正している。
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