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大リニューアル中の「大阪梅田駅」 どんな駅に生まれ変わる?(3/3 ページ)

阪急電鉄のターミナル駅・大阪梅田駅で大規模リニューアル工事が始まった。通勤形態の変化で10両運転を廃止したことを受け、ホームや改札周辺を再整備する計画だ。周辺再開発も進むなか、「阪急らしさ」を生かした新しい駅の姿を利用者の声から探る。

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産経新聞
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【取材メモより】

かつては路面走行

 明治、大正時代の箕面有馬電気軌道(後の京阪神急行電鉄、現在の阪急電鉄)が走る軌道は、自動車と同じ路面を走る《併用軌道》だった。大正15年に《専用軌道》の高架複々線工事が完了。宝塚線、神戸線の分離運転が始まったが、1線だけ併用軌道の路線が残った。それが「北野線」である。

全長約800メートル、3駅の短い支線。梅田駅はいまの阪急百貨店とHEP NAVIOの間にあり、道路から一段高い乗降用ホーム。次が「茶屋町駅」で現在の綱敷天神社の付近。終点が「北野駅」で現在の阪急電鉄本社(大阪市北区芝田)の北西角にあった。昭和24年1月1日、北野線は廃止された。

阪急の顔、美しいコンコース

 アーチ形の天井、豪華なシャンデリアが輝くコンコースはまさしく《阪急の顔》だった。昭和4年、ターミナルデパート「阪急百貨店」の開業とともに誕生。ガラスモザイクで造られた壁画は建築学者・伊東忠太氏の原画を拡大したもので『龍』『天馬』『獅子』『鳳凰』がモチーフ。落ち着いた重厚な意匠で多くの人たちから親しまれていた。平成24年にコンコースが全面リニューアル。「クラシック」「モダン」「エレガント」が融合する世界観―をコンセプトに現在の姿となった。アーチ形の天井とシャンデリアは阪急うめだ本店13階にレストラン「シャンデリアテーブル」として引き継がれ親しまれた。だが、13階をVIPサロンに改装するため、令和5年3月31日をもって閉店。天井も装飾もシャンデリアも姿を消した。

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