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一時は世界シェア7割も経営破綻 「ルンバ」はなぜ中国勢に負け、買収されてしまったのか(1/3 ページ)

ロボット掃除機の代名詞として大ブームとなった「ルンバ」。しかし近年は経営破綻の上、中国企業の参加で出直しを図るなど大きな逆風に直面している。

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著者プロフィール

山口伸

経済・テクノロジー・不動産分野のライター。企業分析や都市開発の記事を執筆する。取得した資格は簿記、ファイナンシャルプランナー。趣味は経済関係の本や決算書を読むこと。 X:@shin_yamaguchi_


 ロボット掃除機「ルンバ」で知られるアイロボットジャパンは2月、従来品よりも小型の「Roomba Mini(ルンバ ミニ)」を発売した。日本法人が国内の住環境に合わせて発案したモデルで、本体サイズは従来品と比較して約2分の1となっている。

 日本での先行販売という形で、4月にもミニから別モデルを発売する予定だ。アイロボットは中国勢の台頭で業績が急速に悪化し、1月に製造委託先である中国企業に買収されたばかりだ。新体制で再起を図ろうとしている。


出所:ゲッティイメージズ

サイズも価格も控えめに設定

 2月に発売したルンバ ミニと4月に発売する別モデルは充電方式が異なる。前者はゴミを自動的に収集する充電ステーションがあり、最大90日分のゴミをためられるという。一方、4月に発売予定のモデルは自動ゴミ収集の機能が付いていない。


新たに発表した「ルンバ ミニ」(出所:プレスリリース)

 コンパクトな住居が多い日本の環境に合わせて開発したとしており、サイズは前述の通り従来品からかなり小型化している。搭載機能も異なるが、従来品は基本的に5万円以上の製品が多いが、ルンバ ミニは公式オンラインストアだと4万9800円〜。詳細は後述するが、低価格の中国勢にシェアを奪われた経緯があり、価格を抑えることで巻き返す狙いがあるとみられる。

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