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“みそきん”から火が付いた、みそラーメンブーム 外食大手も熱視線を注ぐワケ:長浜淳之介のトレンドアンテナ(2/7 ページ)
30年ぶりにみそラーメンが人気だ。HIKAKIN氏が開発した「みそきん」から火が付いたが、この人気は今後どこへ向かうのか。
みそラーメンが流行ったのは?
1967年に東京・両国で誕生した札幌ラーメンチェーン「どさん子」が、かつてのみそラーメンの全国的なブームを牽引(けんいん)した。同社は最盛期の1977年頃、1100店舗を超える全国チェーンへと成長した。
「どさん子」をベンチマークにしたとされる「どさん娘」「どさん子大将」も、それぞれ最盛期には800店舗を超えていたと言われる。
また、1968年にはサンヨー食品が即席麺「サッポロ一番 みそ味」を発売し、家庭にもみそラーメンが広く普及するきっかけとなった。さらに、1994年の「新横浜ラーメン博物館」開業時には、札幌のみそラーメンの名店「すみれ」が出店し、大きな話題を呼んだ。こうした動きからも、1970年代から1990年代前半にかけて、みそラーメンが外食と家庭の双方で人気を集めていたことがうかがえる。
その後、しょうゆラーメンや豚骨ラーメンの人気が高まる中で、みそラーメンはやや下火となった。しかし、昨今のブームの高まりを背景に、2025年9月29日〜10月26日には「新横浜ラーメン博物館」のイベント店舗「ラー博Limited」にて、「すみれ」から認められた11人の弟子たちが「すみれオールスターズ」として集結。それぞれの店の味を2〜3日ずつの期間限定リレー方式で提供し、再び注目を集めた。
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