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ダイソー「本」ビジネスの正体 「これも110円?」から始まるヒット(1/3 ページ)

100円ショップ「ダイソー」の本を発行する大創出版には、四半世紀の歴史がある。出版不況の中でも年間約100の新作を出す。学習ドリル、知育絵本、シールブック、占い、語学、小説…とジャンルも幅広く、派生したトレーディングカードゲーム「蟲神器(むしじんぎ)」は1600万セット超も売れて社会現象化している

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産経新聞

 全国4625店舗を展開する100円ショップ「ダイソー」の本を発行する大創出版には、四半世紀の歴史がある。出版不況の中でも年間約100の新作を出す。学習ドリル、知育絵本、シールブック、占い、語学、小説…とジャンルも幅広く、派生したトレーディングカードゲーム(以下、TCG)「蟲神器(むしじんぎ)」は1600万セット超も売れて社会現象化している。昨年発行のIQ(知能指数)トレーニング本がヒット中の著者もその発信力を絶賛。唯一無二の媒体「ダイソーの本」の魅力に迫った。

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ダイソーの本を制作する大創出版。西田大社長が仕掛けたトレーディングカードゲームが社会現象に=東京都豊島区(重松明子撮影)

限られた予算から生まれる知恵

 すごい、これも税込み110円なの!? 東京・巣鴨の大創出版を訪ねると約300作品が本棚にびっしり。店舗では地域性に応じて品数が絞られるが、初めて見る全貌に圧倒される。猫好きにはたまらない猫写真集形式の間違い探し本の表紙には「脳を鍛えつつ、心に癒やしを!」の文字。遊び心にほっこりする。

 「このご時世でも値上げできないのは大変ですが、学びと楽しみのコンテンツを頑張って作っています」と西田大社長(52)。安さの背景には大量に刷ることでの薄利多売に加え、ダイソーで本を出すことにメリットを感じる著作者などの意向をくみ、印税や制作費を案件別に話し合う姿がある。企業コラボ書籍も多く広告媒体としての期待度も高い。

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