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物価高で人気の「激安」スーパー ラ・ムーにトライアル、各社の強みは?長浜淳之介のトレンドアンテナ(5/6 ページ)

物価高の影響で、ディスカウントスーパーが人気を集めている。各社の特徴は何なのか?

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欧州での売り方を採用するサンディ

 関西から関東に進出し、好調なのがサンディだ。

 呉服屋を営むミカミの100周年記念事業として設立された同社。1981年に1号店を大阪府池田市にオープンしたのが始まりだ。安さに挑戦する姿勢で店舗数を伸ばし、2024年度の売上高は1222億円と好調だ。


サンディ小手指店(筆者撮影、埼玉県所沢市)

 同社は欧州で主流である「ボックスストア」を展開している。品数を絞り込み、ケース単位で陳列するなど、徹底的にムダを削減。オペレーション全体を効率化することで安さを実現している。


サンディの店内。ダンボールをそのまま活用(出所:同社公式Webサイト)

 サンディの店舗に行くと、高く積まれた段ボールの箱が並んでおり、殺風景な倉庫のような印象を受ける。特に、菓子パン、おにぎり、カップ麺、ポテトチップスなどは100円を切る商品が多数あり、安さを実感する。

 過剰サービスを徹底的になくしたシンプルさが安さの理由であり、消費者からの支持を集めているのである。

物価高の長期化で、さらに期待が集まるディスカウントスーパー

 米国やイスラエルとイランの対立により中東情勢が不安定化し、石油の供給に不透明感が高まっている。ロシアのウクライナ侵攻によって、小麦や大豆、食用油などの価格が上昇したのに続き、国外の紛争が物価高に大きな影響を与えている。しかも、この物価上昇は長期化する可能性もある。

 こうした時代だからこそ、ディスカウントスーパーの需要はさらに高まるだろう。ディスカウントストア各社はそれぞれの理念や方針に基づき、生活者の負担軽減に寄与する存在として、今後も重要な役割を担っていってほしい。

著者プロフィール

長浜淳之介(ながはま・じゅんのすけ)

兵庫県出身。同志社大学法学部卒業。業界紙記者、ビジネス雑誌編集者を経て、角川春樹事務所編集者より1997年にフリーとなる。ビジネス、IT、飲食、流通、歴史、街歩き、サブカルなど多彩な方面で、執筆、編集を行っている。


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