インタビュー
副業が「転職の入口」に 20代で広がり始めた“お試し就業”の実態(1/5 ページ)
副業先へそのまま転職する人が増えている。特に20代では「収入目的」よりも、スキル確認やキャリア形成を目的に副業を始めるケースが拡大。副業が“転職前のお試し期間”として機能し始めている。
副業先の企業へ転職する人が増え始めている。パーソル総合研究所の調査によると、副業経験者の6.7%が副業先へ転職したことがあり、20代では13.6%に上った。
受け入れ企業側でも、副業人材が自社に転職してきたことが「ある」割合は55.6%と、前回から7.0ポイント上昇している。なぜ副業先への転職が増えているのか。
調査から浮かび上がるのは、本業への閉塞感だ。副業転職者が本業に不満を抱いていた割合は91.6%と、通常の転職者(82.4%)を9.2ポイント上回る。不満の内容では「やりたい仕事やアイデアがあるが、実現できない」が最も大きな差となり、「転勤がある」「経営や会社のビジョン・方針がすぐに変わる」が続いた。
同研究所シンクタンク本部の研究員、中俣良太氏は「副業は、本業で得られない経験や成長機会を補う場になっている。その延長線上で副業先が転職先として浮上しやすくなった」と分析する。
本業で望む仕事ができないという不満が副業を始める動機になり、副業先で居場所を見つけてそのまま転職する。そうした流れが見えてくる。
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