はま寿司の「客テロ事件」で問われる プラットフォーマーの責任と企業の自衛策(1/3 ページ)
はま寿司で、レーン上の商品に洗剤のような液体をかけた男性が逮捕された。近年、飲食店での「客テロ事件」がたびたび話題になる。プラットフォーマーの責任と企業の自衛策を考えてみたい。
回転すしチェーン「はま寿司」の店舗で、レーン上の商品に洗剤のような液体をかけた40代の男性が逮捕された。被害を受ける側もイメージダウンしかねないこうした事態に対し、企業はどのような自衛策や対応を取ればいいのか。
ネットメディア編集者として、これまであまたの炎上案件を見てきた経験から考える。
飲食店での迷惑行為 2023年から多発
問題の事案は2026年5月、埼玉県内の「はま寿司」で起きた。各社報道やSNS動画などによると、容疑者は注文したマグロのすしに、食器用洗剤のボトルに入った液体をかけた。その様子を動画で撮影し、SNSへ投稿したという。
一連の行動により、運営会社の業務を妨害した疑いがあるとして、逮捕に至った。運営するゼンショーホールディングスは、損害賠償なども視野に入れた対応を検討すると報じられている。
回転すしチェーンでの“客テロ”行為は、ここ数年よく話題になっている。もっとも知名度が高いのは、スシローで起きた「しょうゆペロペロ」事件ではないだろうか。2023年1月、卓上に備え付けられている、しょうゆボトルの注ぎ口をなめる迷惑行為が発生した。
その様子を収めた動画が拡散されたことから、社会問題にまで発展。うどん店などでも類似事例が相次ぎ、外食業界全体が卓上調味料などの提供方法の変更を余儀なくされた。
スシローの運営会社は、被害を受けた側にもかかわらず、迷惑行為の影響からか一時株価が大きく下落。約6700万円の損害賠償を求める裁判を起こしたが、後に調停成立により取り下げられている。
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